交通事故の後遺障害等級認定について!

交通事故では後遺症が残ることがあります。そのようなときは、治療費以外に保険金が支払われないのかというと、そうではありません。後遺障害等級に応じて保険金を受けることができるのです。しかし、そのためには認定を受けることが必要になります。

ここではそんな後遺障害認定について、後遺症との違い、受けとる方法、最大限で受け取るために必要なことなどについて説明していきます。

後遺症と後遺障害認定

交通事故が起きたときに怪我をしたら、治療をします。その治療によって治らないことを後遺症と一般的には呼びます。この後遺症には保険会社は保険金を支払いません。どんなに後遺症が残ったとしても、後遺障害と認めてもらわなければ、保険会社は動かないのです。

交通事故では後遺症が残ることが多いので、後遺障害認定を受けることが大事です。そのことを知っておく必要があります。知らないまま認定を受けないと、後遺症が残っても、保険金を受け取れなくなります。

後遺障害と認めてもらう方法について

交通事故で後遺症が残るというのは、一定期間治療をしたあとに、それ以上良くならない状態になることです。医師からそれ以上良くならないと判断されると、症状固定となります。

この症状固定は医師が判断するものです。治療期間が長いと、保険会社から症状固定ではないのかと言われることがあります。症状固定になれば保険会社は治療を打ち切れるために、しつこく言ってくる保険会社もあるのです。

そう言われたとしても、症状固定の判断は医師に任せる方がいいでしょう。まだ治療をすれば治る可能性があるのに、治療を打ち切っては治らなくなることが決まってしまいます。そのようなことに気を付けながら、医師から症状固定と判断されたとします。

症状固定後は自賠責に対して、後遺障害等級の認定申請をすることになるのです。自賠責によって認定されれば、後遺障害が残ったということになります。この認定があると、等級に応じて保険会社は保険金を支払うことになります。

ここまでしないと、保険会社は支払いに応じないと覚えておくことが大事です。病院の診断書だけでは後遺障害の保険金は支払われません。勘違いしていると、受け取れる保険金を受け取れなくなる可能性もあります。

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後遺障害等級はいくつあるのか?

後遺障害等級は全部で16あります。

等級は1級から14級まであり、1級と2級には要介護の有り無しに分かれています。1つの等級の中でも症状がいくつも分かれていて、そのどれかに該当すると等級を獲得する仕組みになっているのです。

等級は軽いものから重いものまで様々ですが、部分によっても細かく分かれています。例えば、目の場合は両目失明から眼の視力が低下したということまで、細かく設定されているのです。このように体の部位によって等級の決め方が違います。

どの部分に後遺症が残ったかによって、確認することが大切になります。

上位の後遺障害等級を獲得するために

後遺障害等級を申請するときには2通りの申請の方法があります。事前認定と被害者請求です。加害者側の保険会社が申請するのが事前認定で、被害者が自ら申請するのが被害者請求です。事前認定で保険会社に申請をしてもらうと楽なのですが、ずさんな申請になることが少なくありません。

書類などは最低限必要なものを提出すればいいのですが、そこにポイントがあります。保険会社としては、支払いたくないわけです。それであれば、書類を提出しないという手段もありますが、それでは会社の姿勢が問われます。

そうならないために、手続きはするが綿密に手続きしないという方法を取るのです。最低限で抑えることで、等級も最低限になる可能性を期待します。そのような消極的な抵抗をすることが多いのです。一方で被害者請求では自分で書類を用意するために、最低限の書類ということは避けられます。

しかし、被害者はそのような手続きの素人です。必要な書類を用意したつもりで、揃っていなかったということもありえます。そうなると、等級認定されないという可能性もあるのです。そんなことがないように提出をする前には相談することが大事です。

プロに相談することで等級を最大限に上げられる確率は高くなるでしょう。

相手の保険会社は信用できない

保険の等級認定に限らず、相手側の保険会社は信用できないことが多いです。特に事前申請の例でも分かるように、後遺障害認定では保険会社が自分に都合のいいように手続きすることがあります。どんなに相手側の担当者がいい人であったとしても、信用することはしない方がいいです。

確認してみたら、申請内容が変わっていたということが起きないとは限りません。また、被害者側が知らないことを利用して等級を下げようと画策する可能性もあります。そんなことがないように、保険会社と同じくらい知識がある人に確認してもらうことが大事になります。

そのようなことをしてくれる人としては、弁護士が最適です。ただし、医療的なことに詳しい人としては医療コーディネーターです。プロに見てもらって、正確に等級が申請されているかなどを確認してもらうと安心できます。

相談するときは弁護士や医療コーディネーター

後遺障害等級を認定してもらうときには、弁護士や医療コーディネーターに事前に相談しておくと、等級を上げることができるかもしれません。保険会社の不正を見逃さないだけでなく、等級を上げて保険金を多くもらうこともできるでしょう。

等級を上げるための申請の仕方は医療コーディネーターに依頼するといいかもしれません。一方で、保険会社との交渉や確認は弁護士に任せることが大切です。保険会社は素人が相手だと自分に有利となるように動きます。それを抑制するためにも弁護士は必要なのです。

また、弁護士に依頼すると、保険金の受け取りを最大限にすることができます。弁護士基準の保険金と保険会社基準の保険金は大きく違うのです。等級が確定したあとには保険会社から保険金を受け取ることになりますが、そのときに弁護士がいれば最大限の保険金を受けとることができるでしょう。

この点でも、弁護士に目を光らせてもらっている方が安心できます。他に弁護士がいると、交渉が楽になります。等級の申請から保険金の支払いまでの交渉を弁護士に代わってもらえるので、自分で動く必要がなくなります。

保険会社との話し合いがないだけで、かなりストレスが軽減できるでしょう。